Braboprodigy CNCルーターだけを使用してエレキギターを製作
きっかけ
サウンドメッセ in OSAKA 2026 訪問
CNCルーター でお世話になっているギター作家さんと会うために2026年5月15日~17日開催のサウンドメッセに初訪問。
様々なギターを見て一度作ってみようと思い立ちました。
しかし、ただ作るのではなく、CNCルーター だけを使って製作します。
ちなみに図面さえあればCNCでボディやネックを削り出すことは簡単にできます。
構想・下調べ(WEB検索・チャッピー)
noteでみつけた
とにかく何から始めるべきか何を揃えればよいか分からないのでWEB検索
そこで見つけたのが下記エレキギター機材厨エンジニアさんのnote。
製作方法の本「はじめてのハンドクラフト・ギター」を紹介されていたので早速購入。
図面のダウンロードもできるのでCAD製図に役立ちます。
またどんなギターユーザー目線で良いのかチャッピーに聞きました。
すごく丁寧にまとめてくれるので助かります。
チャッピー曰く
オリジナルのElectric Guitarボディを「弾きやすさ重視」で設計する場合、ポイントは見た目よりも 演奏姿勢・腕の角度・左手アクセス・重量バランス です。
特に加工効果が大きいのは次の部分です。
1. コンター加工(最重要)
肘コンター(Arm Contour)
右腕が当たる部分を削る加工。
効果
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右腕の圧迫軽減
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ピッキングが自然
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長時間でも疲れにくい
加工のコツ
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浅いより「広くなだらか」に削る
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エッジを丸める
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前腕が当たる位置を実際に確認する
参考形状
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Fender Stratocaster系
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モダン系スーパーST
バックコンター(Body Contour)
背面の肋骨・腹に当たる部分。
効果
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体へのフィット感向上
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座奏が快適
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体格差への適応
加工のコツ
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深く削りすぎると重量バランス悪化
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「腰骨に当たらない位置」を探す
2. ネックジョイント加工(ハイポジ最重要)
ハイフレットを弾きやすくする部分。
加工ポイント
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ネックプレート周辺を削る
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ヒールを小型化
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手のひら側の段差を減らす
効果
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17F以上が圧倒的に楽
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親指が引っかからない
注意
削りすぎると強度低下するので、
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ボルトオンならネジ位置周辺は残す
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セットネックなら接着面積を確保
代表例
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Ibanez RG
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Music Man JP Series
3. ボディ厚の調整
薄型化
効果
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軽量化
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抱えやすい
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立奏で楽
推奨
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40〜42mm前後が扱いやすい
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極端な薄型は音・バランス変化大
4. ホーン形状
深いカッタウェイ
効果
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ハイポジアクセス改善
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手首角度が自然
加工の考え方
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「22〜24Fを握る時の手首角度」を優先
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ホーン先端より“えぐり量”
5. 重量バランス
重要なのは総重量より「重心」
ヘッド落ち防止
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ボディ下側を少し大きめに
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ストラップピン位置を工夫
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ホーンを長くする
理想
ストラップ装着時に
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左手を離してもネックが落ちない
6. エッジ処理
角を丸めるだけで体感が激変します。
効果
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前腕痛軽減
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肋骨痛軽減
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高級感
実践
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6〜12mm程度の大きいR面取り
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「木工家具」感覚で触感優先
7. 座奏重視なら
ボディ下部形状が超重要
加工案
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太腿に乗る面を平坦化
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斜め座奏対応
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小さなレスト追加
参考
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Strandberg Boden
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ヘッドレス系
実際にかなり効果が大きい優先順位
まず効く順
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肘コンター
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バックコンター
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ネックヒール加工
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エッジ丸め
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重量バランス
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薄型化
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ホーン調整
失敗しやすい点
削りすぎ
特に:
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ネックジョイント
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ホーン根元
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コントロール周辺
は強度低下しやすいです。
プロトタイプ時のおすすめ
最初は:
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安いボディ
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MDF
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発泡素材
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3Dテンプレート
で「身体との当たり」を確認すると精度が上がります。
かなり重要な考え方
「弾きやすい」は人によって違います。
例えば:
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低く構えるメタル系
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ジャズの座奏
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テクニカル速弾き
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ブルースの親指握り
で最適形状は変わります。
なので最初に
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立奏中心か
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座奏中心か
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ハイポジ多用か
とのことなので、この辺をうまく自分なりに設計図に落とし込んでいきたいと思います。